【コラム】仕訳の基本:借方と貸方の理解
仕訳とは、会計上の出来事を記録するための方法のことで、その基本となるのが借方と貸方です。簿記の勉強を始めるときに、最初につまづくのが借方と貸方の理解です。これらがわからないと、簿記の記帳ができずに経理業務が滞ってしまいます。ここでは、借方と貸方の基本的な考え方を解説します。
借方と貸方の使い分け
借方には、資産の増加、費用支払いの増加に関する項目が該当します。一方、貸方には、負債・資本の増加、収益の増加に関する項目が該当します。
例えば、現金を使用して仕入をする場合、仕入れを借方、現金を貸方にします。逆に、現金で売り上げた場合は、売上を貸方に、商品を借方に仕訳します。
借方と貸方の使い分けを理解することで、会計処理を正確に行い、会社の経営状況を正確に把握することができます。初めて簿記の勉強をする方は、借方と貸方の基本的な考え方をしっかりと理解することから学ぶことが大切です。